私は大企業で36年、その後ベンチャーを立ち上げて8年。
つまり大企業と小企業、両方を経験しました。
かつての大企業は中小企業に下から支えられて繁栄して来ました。
それだけに、傘下の中小企業と良い意味での強い主従の関係を構築し、企業城下町として共存共栄で繁栄して来ました。
ところがアジア諸国企業の躍進と低コスト攻勢により、日本の大企業は海外生産、海外企業との合弁等により生き残りをかけるようになりました。
もう30年位前の話になります。
大企業は更に生き残る為に、国内においても合併統合等でかつての企業グループは大幅に変革し、大企業と中小企業との良い意味での主従の関係も大幅に崩れて来ました。
中小企業も、生き残りをかけてベンチャー精神で経営して行く必要性に迫られ、直接海外市場に目を向ける必要に迫られています。
そんなベンチャーを応援する為にAPSMEを立ち上げました。
APSMEは国内外の人脈を活かしたビジネスマッチング、語学力(英語、中国語)を活かした輸出入支援、ベンチャー企業及び中小企業様のお役に立つセミナーの3つを軸としたNPOです。
私自身、実はベンチャーとはかくあるべきだ、と偉そうに言える立場ではありません。
私は、8年に亘るベンチャー経営に失敗しました。勿論、不運も多くありました。しかし「失敗に学ぶ」と多くの著名な経営者が言われるように、失敗から学ぶ事は多くあります。
この経験が必ずや、ベンチャー、中小企業の皆様のお役に立つものと信じています。
かつて私がベンチャーを始めた頃に、「ベンチャーの育成無くして日本の明日は無い」と言う本を記述された、ベンチャーキャピタルの社長さんがおられ、この方の決断で数千万円の出資を受ける事となりました。
現在は、多くのベンチャーがIPOを果たせず、VCも消極的になりつつあり、ベンチャーには厳しい環境になっています。
私たちAPSMEは、VCのように直接資金面での応援は出来ませんが、ビジネスマッチング等で応援致します。
資金調達面では、出資者の紹介も致します。
頑張れ、ベンチャー・中小企業!
これが我々の合言葉です。